武士の名言– category –
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【山上宗二】自分を貫く
汚さじと思ふ法度のともすれば世渡るはしとなるぞ悲しき慈鎮和尚 自分の美意識を汚すまいと思っているけれど、やはりどこかで世渡りしていることに気付く。とても悲しいことだ。 和して同ぜず 詠み人は慈鎮和尚ですが、千利休の弟子、山上宗二がそらんじて... -
【武田信玄】為せば成る
為せば成る 為さねば成らぬ 成る業を 成らぬと捨つる 人の儚さ武田信玄 人生の有効期限の中で 「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」という上杉鷹山の歌は、この信玄の歌を変えて詠んだものと言われています。 何事もやればで... -
【葉隠】先人の教え
巧者の咄等聞く時は、たとへ我が知りたる事にても、深く信仰して聞くべきなり。同じ事を十度も二十度も聞くに、不図胸に請け取る時節あり。その時は格別のものになるなり。老の繰言と云ふも巧者なることなりと。葉隠より 深く経験を積んだ人の話などを聞く... -
人間五十年
人間50年、下天のうちをくらぶれば夢幻の如くなり、ひとたび生を得て滅せぬもののあるべきか幸若舞「敦盛」 人の一生は50年、天の人と比べれば夢幻のようにわずかの出来事だ。ひとたびこの世に生を受けたら必ずや終わりがくるものだ。 人生において確か... -
【葉隠】武士道は死に狂い
“武士道は死に狂ひなり。一人の殺害を数十人して仕かぬるもの。”と直茂公仰せられ候。本気にては大業ならず。気違ひになりて死に狂ひするまでなり。葉隠より 武士道とは死に狂いである。そうした人を倒すには数十人でかかっても倒せないことがある”と鍋島... -
【福沢諭吉】個の独立
一身独立して一家独立し、一家独立して一国独立し、一国独立して天下も独立すべし。福沢諭吉 個人が独立すればその家が独立し、一家が独立すればその国が独立する、そして国が独立すれば天下も独立する。 確固たる自分を持つ 福沢諭吉と言えば「一万円札」... -
【葉隠】決断は早いほど良い
古人の言葉に七息思案と云ふことあり。隆信公は「分別も久しくすればねまる」と仰せられ候。直茂公は「万事しだるきこと十に七つ悪し。武士は物毎手取早にするものぞ」と仰せられ候。葉隠より 昔の人の言葉に「七呼吸の間に思案せよ」というものがある。竜... -
【新渡戸稲造】富を得れば知恵を失う
富めるは智に害あり新渡戸稲造 豊かさと引き換えに努力を失う 新渡戸稲造の言葉ではなく、武士たちが重んじた格言のようです。 日本人の中にある、お金を稼ぐということに対する一種の罪悪感のようなものは、間違いなく武士道の影響だと思います。 損得を... -
【孔子】礼を磨く
己に克ちて礼に復(かえ)るを仁と為す孔子 私欲を捨て【礼】を実践すればそれは【仁】となる。 仁はいずれ宿っていく 【礼】とは、相手に対する思いを目に見える形に表すこと。 つまり【仁】を形に表すということです。 どれだけ礼儀作法を学んだとしても... -
【葉隠】盛衰で人は測れない
盛衰を以て、人の善悪は沙汰さらぬ事なり。盛衰は天然の事なり。葉隠より 盛衰によって、その人の善悪を判断することはできない。盛衰とは自然のなりゆきである。 全ては自然の成り行き 繁栄も衰退も自然のなりゆき… つまり運とも言えるわけです。 身もふ...