「男尊女卑じゃない!?」女が男の三歩下がる理由とは!?

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ちょっと勘違い!?日本の「男尊女卑」

女は男の三歩下がって

独眼竜

女は男の三歩下がって歩け!

なんていう言葉があります。

日本人が男尊女卑であることを表す言葉という認識が強く、もうほとんど使われなくなっています。

でもこの言葉、本当は「女は男の同列に並ぶな!」というような、女性の立場を低く見るような意味の言葉ではありません。

そもそも、正確には「三歩」ではなく「三尺(約90~105cm)」で、しかも刀(約2.5尺)の切っ先から三尺を意味し、合計で5.5尺(1.8m)ほど後ろを歩けという意味だと言われています。

この距離が一体何の距離かと言うと、何者かに襲われた時、一気に刀を抜いても当たらない間合いを意味しています。

まず男が応戦し、その邪魔にならず、巻き込まれる事もなく、女は安全に逃げる事が可能に。

時には手荷物をぶつけるなど、後方支援も可能という…

見下すどころか、時には頼りにさえしている、優しさと平等の距離です。

だからこそ、手荷物は女に持たせて、男はいつでも刀が抜けるよう手ぶらというスタイルだったと言う説もあります。

もう一つの「三歩下がって」

他にも「三歩下がって」という言い回しが使われている言葉をご存じでしょうか?

三歩下がって師の影踏まず

これも正式には「三歩」ではなく「三尺」と言われており…

弟子が師匠と共に歩く時は、影を踏まないように三尺後ろを歩き、敬意を表すこと。

というような意味の言葉です。

「師匠の影さえも踏むことがないように!」って感じでしょうか?

こちらはしっかりと上下関係を表す言葉です。

完全に私見ですが、もしやこの言葉と意味が混同されてしまったという可能性があるような気がしてなりません。

いつの間にか勘違いした男たちが、本来の意味も分からずに「女は後ろを歩け!」なんて言い出したんでしょうか?

差別ではなく区別

他に、男が外へ出て、女を家に残すのも、「女は安全な家にいろ!」でも「女は引っ込んでろ!」でもなくて、男は外で戦、女は家を守るために戦うという意味で、結局どっちも戦う事には変わりない、明確な役割分担によるものです。

そのため、武家の女たちにとって、薙刀(なぎなた)などの武術は必須だったそうです。

ちなみに・・・

A子さん

日本の男性はレディファーストの精神に欠ける!

なんてことを言われたりしますが、もしかしてこういった所に原因がある・・・という可能性も!?

武士にとってはいつ何時も「常在戦場(常に戦場にいるつもり)」です。

武士である自分の命を狙って…

もしかして待ち伏せの兵が潜んでいるかもしれない!?

もしかして罠が仕掛けられてるかもしれない!?

それなのに女性を先に行かせるなんてとんでもないことでは!?

以上、日本男児の言い訳でした。(笑)

愚妻(ぐさい)

独眼竜

うちの愚妻が・・・

なんて、自分の妻を「愚かな妻」と呼ぶ。

今時SNSで言ったら炎上する可能性大!(笑)

今はほとんど聞かない言葉になりましたが、一昔前まではまだ使われてましたね。

これこそ男尊女卑!と感じる人が非常に多いですが、これも決してそうではなく、また違った意味合いがあります。

夫婦は一心同体。

自分の妻を自慢する事は、自分を自慢するのと同じ意味でした。

謙虚さを美徳とするサムライにとって、人前で自慢はあり得ません。

よって、妻を自慢する事も当然あり得ません。

自分の事を拙い者として「拙者」と呼ぶように、愚かな自分の妻として「愚妻」と呼んだと言われています。

むしろ「愚かな自分についてきてくれる良い妻」というニュアンスもあったようです。

ちなみに「愚息(ぐそく)=愚かな自分の息子」、「愚女(ぐじょ)=愚かな自分の娘」も同様で、自分の家族は全て自分と同一とみる考え方があったようですよ。

これも間違って使い始めた人と、知らずに間違った意味に受け取った人、どちらもいそうですが、本来良い意味の言葉が悪く伝わってしまうのは残念ですね。

まとめ

日本男児の代表とも言えるサムライ達ですが、意外と男女平等とも見れるような考え方もあります。

実際、戦国時代辺りまでは、男女の区別ははっきりしていましたが、一概に女性の身分が低かったとも言えないようです。

日本が男尊女卑に染まり始めるのは江戸時代以降、むしろ近世の考え方のようです。

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