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日本人としての誇り
私がどうしても滅びてほしくない一つの民族があります。それは日本人です。あれほど古い文明をそのままに今に伝えている民族はありません。日本人は貧しい。しかし高貴である。ポール・クローデル 【日本人としての自覚】 アインシュタインやフランシスコ... -
【石田三成】大義に生きる
大義を思うものは、首をはねられる前であろうとも命を大切にするものだ。石田三成 【生き延びるという勇気】 天下分け目の関ヶ原に敗れた光成が、処刑直前に残したと言われている言葉です。 死を恐れないことこそ、武士道の【勇】、つまり『勇気』です。 ... -
【小早川隆景】人に好かれる力
人好きせざらんは、物事武骨に世事に疎し小早川隆景 どれだけ才能があろうとも、人に好かれなければ、何事もうまくいかず世の中の事にも疎くなってしまう。 【1人の力は小さくても】 人に好かれることの大切さを言っているのとともに、1人の力でできるこ... -
【新渡戸稲造】恐れを知る事
斬首が公衆の面前で行なわれていた時代には、幼い少年たちはその恐ろしい光景を見に行かされた。またあるいは暗闇の中を一人でそこへ行き、その証拠にさらし首に自分のしるしをつけてくるように命じられた。新渡戸稲造「武士道」 【悪いものがあるからこそ... -
【新渡戸稲造】見えない掟
武士道は、語られず、書かれてもいない掟でありながら、それだけにいっそう武士たちの内面に刻み込まれ、強い行動規範として彼らを拘束した。それは、有能な者の頭脳が作り出したものでもなければ、有名な人物の生涯にもとづくものでもない。数十年、数百... -
【葉隠】自分という刀
意地は内にあると、外にあるとの二つなり。外にも内にもなきものは、役に立たず。たとへば刀の身の如く、切れ物を研ぎはしらかして鞘に納めて置き、自然には抜きて眉毛にかけ、拭ひて納むるがよし。外にばかりありて、白刃を常に振り回す者には人が寄り付... -
【葉隠】思い上がるべし
同じ人間に生まれたのだ。誰に劣るなどあるはずがない。全て修行は大高慢に自分以上の者はいないのだと思いあがるほどでなければ、役には立たない。自分は一人でお家を守るぞとかからなければ、修行してもものにならないだろう。葉隠より 【内なる炎を燃や... -
【山県昌景】二度と訪れない「今」
合戦も度重なって慣れてくると、つい前のことを思い出す。前に勝っていればあの時と同じやり方をすれば今日も勝てるだろうと思う。ところが、合戦は敵の状況が勝敗を決する。前とまったく同じということはあり得ない。そういう時に心構えとして何が必要か... -
【孟子】至誠
至誠、天に通ず孟子 真心をもって接すれば、それは天まで通じ、必ずや人を動かす。 【正直であるという事】 【誠】という漢字は、「言うを成す」と書きます。 「言ったことは必ずやり遂げる」という意味です。 「武士に二言はない」という言葉通り、自らの... -
【葉隠】勝つという事
勝ちといふは、味方に勝つ事なり。味方に勝つといふは、我に勝つ事なり。我に勝つといふは、気を以って体に勝つ事なり。かねて味方数万の士(さむらい)に、我に続く者なき様に、我が心身を仕なして置かねば、敵に勝つ事はならぬなり。葉隠より 勝つという...