新着記事
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葉隠
【葉隠】近頃の若者は…
この三十年このかた、諸事万端が変わって、若侍たちが出会って話し合うことは、すべて金、銀の噂や、損得の考え、家計のこと、衣服の品定め、色欲の雑談だけで、こうした話題がなければ一座が白けて見えるというのは、まことに困った状態になったものだ。... -
葉隠
【葉隠】今に集中せよ!
端的只今の一念より外はこれなく候。一念一念と重ねて一生なり。ここに覚え付き候へば、外に忙(せわ)しき事もなく、求むることもなし。 葉隠より 結局重要なのは、ただ今の一念よりほかには何もないということである。一念一念と積み重ねて、それが一生... -
武士の名言
【佐藤一斎】学びに終わりなし
少くして学べば、則ち壮にして為すことあり。壮にして学べば、則ち老いて衰えず。老いて学べば、則ち死して朽ちず 佐藤一斎 少年の頃に学んでおけば、壮年になって事を成すことができる。壮年の時に学んでおけば、老年になって衰えることはない。老年にな... -
葉隠
【葉隠】人に好かれない者は役にも立たず
何様(なによう)の能事(のうじ)持ちたりとて、人のすかぬ者は役に立たず。御用に立つ事、奉公する事には好きて、随分へりくだり、朋輩(ほうばい)の下に居るを悦ぶ心入れの者は、諸人嫌はぬ者なり。 葉隠より どんな才能を持っていたとしても、人から... -
武士の名言
【西郷隆盛】己を見つめ直す
人を相手にせず、天を相手にせよ。天を相手にして、己れを尽し人を咎めず、我が誠の足らざるを尋ぬ可し。 西郷隆盛 他人を動かすことはできない 人の上に立つ人の中には、人の事で常に頭を悩ませているという方も多いでしょう。 「もし自分がもう一人いた... -
武士の名言
【徳川家康】忍耐こそ繁栄の基
ならぬ堪忍、するが堪忍 徳川家康 大志を抱けば目先の物に捉われなくなる 【名誉】を守るためなら命まで投げ出すのが武士道です。 ただ、時としてその【名誉】を傷つけられたとして、いきなり斬りつけるという行きすぎも少なくなかったようです。 そういう... -
武士の名言
【孟子】名誉とは他人が汚せるものではない
我が側(かたわら)に袒裼裸?(たんせきらてい)すといえども、汝いずくんぞ能く我を汚さんや 孟子 あなたがたとえ私の側で裸になるような無礼な態度をとったとしても、それによって私を汚すことなどできない。 誇りは自分の中にこそある 無礼なことをされ... -
武士の名言
【山中鹿之助】困難よ!もっとこの身にふりかかれ!
憂きことのなほこの上に積もれかし、限りある身の力ためさん 山中鹿之助幸盛 困難よ、もっとこの身に降りかかれ、自分の力の限りを試してやろうではないか。 逃げる事の大切さ 山中幸盛が詠んだと言われています。 武士たちは、逃げるくらいなら「死」を選... -
武士の名言
【フランシスコ・サビエル】日本人の恥と名誉
この国民は、私が出逢った民族の中で、最もすぐれている。日本人は一般的に善良で悪意がなく、非常に感じが良い。彼らの名誉心は極めて強く、何よりも名誉を重んじている。ほとんどの日本人は貧しいが、武士も町人も貧しいことを恥と考えている者はいない... -
葉隠
【葉隠】お酒の飲み方
大酒にて後れを取りたる人数多なり。別して残念の事なり。先ず我が丈け分をよく覚えその上は飲まぬ様にありたきなり。 葉隠より 大酒を飲んで失敗した人はたくさんいる。とても残念なことである。まずは自分の飲める量をよく知って、それ以上は飲まないよ...