【葉隠】初対面の気持ちで

人を先にたて、争ふ心なく、礼儀を乱さず、へり下りて、
我が為には悪しくとも、人の為によき様にすれば、
いつも初回の様にて、仲悪しくなることなし。

葉隠より

いつも人を先に立てて、争うような心なく、礼儀正しく、へりくだって、自分のためには悪いことでも、人のためによいようにしていれば、いつも初対面のように、仲が悪くなることもない。

目次

処世術としての武士道

なんと葉隠には人間関係の付き合い方もよく出てきます。

まさに武士道は、日本人にとっての全ての行動規範だったのかもしれません。

人間関係は難しいですよね。

人の悩みのほとんどが人間関係と言ってもいいのではないでしょうか…

「葉隠」において、一番いい関係とは「初対面」の時だと考えています。

確かに、初めて会った時は、気もつかいますし配慮もします。

いきなり仲が悪くなるということは滅多にありません。

しかしながら、初心を忘れるように、人間関係もずっとその時のままというわけにはいきません。

より深まっていい関係になることもあれば、その逆も少なくありません。

「親しき仲にも礼儀あり」という言葉があるということは、親しくなるにつれて礼儀を欠くという意味でしょう。

人を立て、礼儀を欠かず、謙虚な姿勢を忘れないでいれば、いつも初対面のような気持でいられる…

心がけだけでも持ちたいものです。

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