【吉田松陰】至誠

至誠にして動かざるものは未だこれ有らざるなり

吉田松陰

誠を持って事に向かえば、どんなものでも動かせないものはない。逆に誠なくして事に向かっても何も動かすことはできない。

元々は中国の孟子の言葉です。

吉田松陰は孟子の影響を強く受けていたようですが、武士道の教えの中には、孟子、孔子等、儒教の教えもたくさん含まれています。

まさに、良いものは何でも取り入れてしまう、良いとこ取りの教えですね。

目次

有言実行

【誠】とは、「言う」を「成す」と書きます。

言ったことは必ずやり遂げる、有言実行を意味します。

「武士に二言なし」の言葉通り、武士の言葉は命をかけた言葉だから、絶対に信用できるものとされていました。

よって約束は全て口約束で十分とされ、現代における「契約書」のようなものは不要どころか、逆に不信用の証だと思われていました。

誰しも嘘をつかないでいたいと思っていますが、「頑張ったけどできなかった」というような「結果的に嘘になってしまう」ことも意外とあるのではないでしょうか。

そうならないためにも「自分の力量を知る」ということもまた大切な事です。

武士道は超現実主義の教えでもあります。

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