己に克ちて礼に復(かえ)るを仁と為す
孔子
目次
仁はいずれ宿っていく
【礼】とは、相手に対する思いを目に見える形に表すこと。
つまり【仁】を形に表すということです。
どれだけ礼儀作法を学んだとしても、そこに心がこもっていなければ、それは「虚礼」ということになります。
しかし【礼】にはもう一つの側面があります。
それは、型から入り、その型を繰り返し繰り返し体に刷り込ませていくことで結果的に心が磨かれるということ…
自分の欲を捨て、礼儀作法を磨き、実践し続けることで、思いやりの心が生まれてくる…
【仁】が宿ってこそ初めて【礼】ですが、【礼】を磨き続けることで、自然と【仁】が生まれるのです。