【新渡戸稲造】恐れこそが勇気

勇気の精神的側面は落ち着きである

新渡戸稲造
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恐れを知る

「恐れを知らない」ことが「勇気」です。

恐れを知らないから果敢に挑めます。

逆に、恐れを知らないから平静を保つことができます。

武士は子供の頃から、この【勇】を鍛えるために、様々な教育を受けました。

斬首刑などを見に行かされたり、更に夜中にその晒し首を一人で見に行くという、肝試しのようなことをさせられたり…

今ならば「虐待」と呼ばれるような教育を受けることも少なくなく、様々な方法で「肝を練る」ということを教えこまれます。

つまり「恐れを知らない」ということは、「恐れを知った」上で成り立つものです。

人間にとって「知らないこと」は不安や恐怖の対象にもなり得ます。

知らないから平気であるということは、一種の「無謀」であって、「勇気」とは異質なものです。

どんな時でも平静を保てるということは、それなりの恐れを経験したからこそできること。

今抱いている不安や恐怖こそが、この先自分自身の「勇気」に変わるのだと思います。

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