【新渡戸稲造】殴れ!

かかる嫌味皮肉に対しては、議論でどうすることもできぬ。正々堂々と議論すればするほどますます冷やかされる。この場合取るべき手段は、自分の意志を身体の上に発表するより良策はないと思う。すなわち殴るが良いと思う。殴るというと、やや野蛮じみて聞こゆるけれども、先方は要領を得ないものであり、かつ殴ることは、自分の決心を固むるに最も有力なものである。殴るとて相手を苦しめんとするのではない。ただこれによりて、自分の確信を固うせんとするのである。

新渡戸稲造
目次

決心を固めるために

写真では温厚なイメージがする新渡戸稲造ですが、彼もまた武士道に生きる人です。

嫌味や皮肉に対しては、議論するより「殴れ!」というのは過激な感じもしますが、相手を痛めつけるよりもむしろ自分の意志を固めるためのものだと言っています。

今の時代だと下手したら訴えられてしまうので、決して真似してはいけません…(笑)

ただ、このくらいの気概をもって自分と向き合おうとするその姿勢は見習いたいものです。

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