一時の屈は万世の伸なり、いずくんぞ傷(いた)まん
杉百合之助
目次
挫折の先に
杉百合之助は、吉田松陰の父であり、この言葉は父から獄中の息子へと送られた言葉と言われています。
「かくすれば かくなるものと知りながら やむにやまれぬ大和魂」
この言葉の通りに、松陰は自らの【義】を貫いた結果、投獄されてしまいます。
獄中の息子に父はこう言いました。
人は更に伸びようとするならば、一度かがまなければならない。
一時の挫折などというものは、そのかがんでいる状態のようなもの。
これから更に伸び上がればいいのだ!
思い悩むようなことではない。
父もまた、わが子の【義】を信じていたのでしょう。
挫折とは、更に成長するために力を蓄える期間のこと。
挫折があるからこそ、更に成長することができるのだと思います。