主人にも、家老・年寄にも、ちと隔心に思はれねば大業はならず。
葉隠より
何気もなく腰に付けられては働かれぬものなり。
目次
まず責任を果たしてこそ
上司の顔色ばかり伺っているようでは、当然いい仕事はできません。
かといって、上司をシカトするわけにもいきません。
組織に属する人ならば、これはとても難しい問題です。
しかし上司も人です。
完璧なはずはありません。
何より忘れてはならないのは、自分自身の責任です。
口先ばかり反抗的だったり、我だけを貫いていれば、当然上司から目を付けられ、ロクな目に合いません。
しかし自分の責任を全うしていれば、上司から見れば役に立つ存在です。
多少煙たいところがあっても、自らの責任に没頭し、仕事として役に立つのであれば下手なことはできません。
逆に、人の上に立つ人は、自らの責任と役割をしっかりと理解し、部下の仕事の邪魔をしないように心がけたいものです。