【武士道】感情を表に出さず

喜怒を色に現わさず

喜びや怒り、感情を顔に出さない。

目次

武士のあるべき姿の一つ

「感情を表に出さない」

立派な武士を評するときに、よく用いられた言葉のようです。

『忍耐』や『克己』は、武士道の美徳の一つ。

感情を表に出さないということは、自らの感情をコントロールできるということです。

人間の表情から読み取れるものはたくさんあります。

知らず知らずに恥をさらしてしまうこともあるかもしれません。

心の読み合いという戦いもあったでしょう。

何かあるたびに感情が表に出てしまうのは、何らかの不利を被る可能性があったのでしょう。

今を生きる私たちは、感情豊かであることは悪いことではないと思いますが、やはりマイナスの感情を表に現すことはあまりいいことにはつながらないと思います。

感情は不思議と連鎖します。

自分一人だけの思いだったはずが、むやみに感情を表に出すと、周りの人も巻き込むことになります。

だからこそ、私たちが是非とも表に現したいのは、やはり「笑顔」でしょう。

「笑ってごまかす」という言葉は、すごくいい加減な言葉に聞こえますが、実際に「笑顔」でごまかせてしまうこともたくさんあります。

人を「笑顔」にするのもまた「笑顔」でしょう。

苦しいとき、ただ苦しい表情を隠すだけではなく、どうにか「笑顔」を作ってみる…

感情が「笑顔」を作るのではなく、「笑顔」から作られる感情もあると思います。

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