公事沙汰、又は言ひつのることばどに、早く負けて見事な負けがあるものなり。
葉隠より
相撲の様なるものなり。
勝ちたがりてきたな勝ちすれば、負けたるに劣るなり。
多分きたな負けになるものなり。
目次
ただ勝つのではなく勝ち方にこだわる
スポーツなどに見る日本人のフェアプレーは、こういうところからきているのでしょう。
ただ「勝つ事」よりも、その「勝ち方」を重視する。
それは損得勘定を考えず、正しいことを貫くという武士道の【義】の教えからきています。
正々堂々と勝負しているのであれば、敗北から得られるものは決して少なくありません。
時として人生には、勝利にも勝る敗北があるのだと思います。