大事の思案は軽く、小事の思案は重く
葉隠より
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大事に備えるためには
「葉隠」の著者、山本常朝が仕えた鍋島家の家訓と言われているものの一節です。
普通は逆に考える人が多いかもしれませんね。
しかし、大事なことというのは常日頃から考えているものです。
既に備えを用意していたり、既に腹を括っている時もあるかもしれません。
些細なことと言うのは、日頃あまり考えていません。
わざわざ考えておく必要はないだろう…
すぐに答えは出るだろう…
と、軽く考えたり後回しにしたりしがちです。
実はそこに落とし穴がある…
鍋島家では、そう教えていました。
小事の積み重ねが大事です。
一つ一つは小さなことであっても、積み重なればそれは大きなことになります。
いつかその小さなことに足元をすくわれる…
大きなものが崩れる時、それはほんの小さな綻びから始まるのだと思います。