人好きせざらんは、物事武骨に世事に疎し
小早川隆景
目次
1人の力は小さくても
人に好かれることの大切さを言っているのとともに、1人の力でできることなど限られている…という意味もあるように感じます。
どれだけの才能や知識があったとしても、1人は1人です。
2人分くらいの能力なら持っている人もいると思いますが、5人分、10人分となるとあり得ません。
大きなことを成そうを思うのならば、それなりに人の助けを借りる必要があります。
また、人が寄り付かなければ、人からの情報が入ってこないということでもあります。
今は、ネットに情報が溢れている時代ですが、それでもやはり人からの生の情報が一番でしょう。
社会や組織で生きていく以上、人に好かれるということは私たちにとって欠かせない要素なのです。
人脈を持っている人には、また人が集まります。
その人1人の力が仮に大したことがなかったとしても、その周りにいる人たちの力を頼りに集まってくる人がいるからだと思います。
つまり、私たちの力とは、決して個人単体のものではなく、周りにいる人たちの力も含めての力ということでしょう。
もし何か、素晴らしい評価をいただいたりすることがあったなら、是非忘れたくないものです。
その評価の要因は、決して自分1人の力によるものではなく、周りにいてくれる人たちの力も得てこそのものだということを…