知行合一(ちこうごういつ)
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武士道は実践の教え
陽明学の教えですが、武士道も同じ考え方です。
いくら知識を詰め込んでも、それを実際に使わなければ意味がありません。
武士道は正にそのまま実践の教えです。
義とか勇とか分類してあったりしますが、それらの意味をいくら知っていても、ただ知っているだけでは武士道ではありません。
武士道にこれといった教本や教科書のようなものが存在しないのもそのためでしょう。
例えば今の時代なら様々な資格があります。
しかし、資格さえ取れればそれだけで生活していけるというものはまず存在しないでしょう。
資格を取ってもいきなり独立したりせず、まずどこかに就職し、そこで実践の経験を得る人がほとんどです。
資格とは知識であって、それをどう使いこなすのか!?その行動の仕方も経験しないことには、結局のところ使い物にならないということでしょう。
資格を得るために行動を起こしたように、今度はその知識を活かすための行動を起こす必要があるということです。
知識を得るということはやっとスタートラインに立てるということ…
そこからが本当の始まりです。