悉(ことごと)く書を信ずれば則(すなわ)ち書無きに如かず
孟子
目次
自分自身の意見を持つ事
本を読みましょう!とよく言われます。
活字に触れ、知識や想像力を高めるという意味でもとても大切なことでしょう。
しかし、本に書かれていることが、事実や真理ばかりとは限りません。
本には当然著者がいるわけであり、そこにはその人の考えや意見が記されているに過ぎません。
それをただただ信じ込んでしまうだけならば、逆に読まないほうがいいということです。
今はネットの世界にも情報が満ち溢れています。
ちょっと検索するだけで色んな情報が見つかり、とても便利なものでありながら、そこにあるのは本以上に不特定多数の個人的な考えや意見です。
TVなどのメディアも同様でしょう。
それをそのまま鵜呑みにするのは、ためになるどころかむしろ有害な事も多々あると思います。
逆に、初めから全て信じないという事も問題です。
情報を得るということはゴールではありません。
得た情報を自分がどうするのか!?というスタートです。
共感でも批判でも、自分の意見を持たなければ、情報を得る意味はないのだと思います。